CARAVAN / In The Land Of Gray And Pink
変拍子で難解なサイケデリック調の作風だけど、音色が全体的に心地よいのでとても聴きやすい作品。
ファンタジーさを全面に出した中世的な雰囲気で全曲通してアレンジ(曲の構成)がすばらしい。
インストはインプロ感満載でスリリングで聴き堪えがある。
EGG / The Polite Force
キーボードを主体としたトリオバンドが、ジャズ界の名手を迎えて製作した2nd。
その構成からEL&Pを連想させるが、こちらの方がサイケデリック色は強い。
ハモンドオルガンの音色が心地よい好作。
SOFT MACHINE / FIFTH
個人的にサックスの音色があまり好きではない(フルートが好き)ので、サックスが弱まった感があるこのfifthが個人的には好き。
緊張感のあるインプロを期待するなら過去の作品の方がオススメ。
BEN / 1st
ジャズの要素があるもののどちらかというとサイケデリックな印象の強いバンドの1st。
ホーンセクションが前出のSOFT MACHINEっぽいが、こちらの方が聴きやすい。
生音で突っ走るギターにサックスが絡むユニゾンがカッコイイ。
そしてフルートの使い方が絶妙。
PORCUPINE TREE / Stupid Dream
新しいバンドだけど、敢えて紹介。
デビュー当時は『PINK FLOYDの再来』とか言われていたが、音作りが現代的なので、感触的にはDREAM THEATERやMUSEに近い。
DREAM THEATERにはHR/HMの要素が強いけど、こちらはサイケな要素が強い。
収録曲が散漫なイメージを持った過去の作品に比べてこのアルバムは無駄を省いたシンプルだけど奥の深い作品。
DREAM THEATERの流れに例えるならScenes From a Memory辺りな感じ。
今回は店でかけている音楽の中からブリティッシュバンドのみをランダムに5作品紹介しました。
プログレッシヴバンドと言ってもフォーク調、変調子でテクニカル、サイケデリック、ルネッサンス風などテイストも多彩で、バンドの構成もギターレスだったりホーンセクションがあったり、中世の楽器を使用したりと多彩なのでお好みのテイストを是非見つけてください。
また音楽ブログになってしまった...。
今日の1曲/SOFT MACHINE / 1973 in France
t2zee